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引っ越します
全然更新しないうちに引越しとは・・・。

http://urushi.ojaru.jp/

雅子の漆芸教室の中身が濃くなって
蒔絵平野の間借りでは厳しくなってきたので
HPだけ独立することにしました。
うるし日記はそちらで続きます。

このブログはそのまま残しておきましょうかね。

ちなみに蒔絵平野HPもどうぞよろしく。

蒔絵教室、蒔絵体験の両方とも多くの方に支えられて育っております。
# by makie-hirano | 2006-04-30 02:55
また一ヶ月が・・・
月1更新も怪しくなってきました。

最近は螺鈿(らでん)の修理をやっています。
海外からの修理の依頼なんですけど、
どちらかいうと大陸趣味のものが多いですね。中華風というか。

いわゆる京都風、京蒔絵のデザインは風雅ではあるけれども
くっきりはっきりの米国人には頼りないのかもしれません。
多分、年中霧雨の英国やただご陽気だけではすまないフランスでは
日本的なデザインも受け入れられやすそうな気がします。
# by makie-hirano | 2006-04-28 22:24
あいつと漆
ワタシの携帯は着せ替え携帯で、表面のパネルが外せるので買った当初に漆を塗ってみました。
ちょっと強そうな携帯になりました。プラスチックと漆の相性は・・・ばっちりです。
ただしあまり華奢な素材だと漆の収縮によって変形しちゃいます。


さて他にはどんなものに塗れるのか。


木、布、革、はいうまでもなく、ゴム、アクリル樹脂、金属もほぼいけますね。
ただしゴムは塗った面を押して変形させたりすると、塗った面が寄れてしわになったりします。
ビニールは・・・漆の収縮によって変形してベロベロになっちゃうので
そういう効果を狙う以外はおすすめできないかな。

陶器、ガラスは水につけると塗った面がぺりぺりとはがれてきてしまうのでいまいち。
石は塗ったことないけど多分いけそうな気がします。


こんなものに漆塗ってみて!っていう提案や要望があればなんでもどうぞ。


# by makie-hirano | 2006-03-28 21:48
久しぶりだわぁ。
うっかりと言うわけでもないんですが、あっちこっち走り回ってるうちに3月でした。

手の仕事展も無事終わり次に向けて爪を研いでいるところです(え~!)。
次は3月19日(日)~21日(火)のわかば会展が待っています。
こちら、場所は青蓮院門跡でして、夕方6時半以降にこられると
拝観料はちょっと高いですがライトアップが見れます。おー!


作りかけの作品を今から仕上げるか、すでに出来てる作品をリメイクして出品するか
本当に悩ましいわけですが、どっちにしても日数が足りないので
もうダッシュで作らねばなりませんよ。


また製作中に思いついたトリビアがあれば書き込みに来ます。では。
# by makie-hirano | 2006-03-01 13:52
ツヤ上げ直前。
21日から始まるグループ展に出品する作品も最後の仕上げの段階に差し掛かってきました。


漆をやってる人の間で「つやのあるのは七難隠す」と言うのは定説です(多分)。
形が少々歪んでても、塗り重ねを研ぎ破ってても(すげーダメじゃん、それ)
ツヤ磨きが完璧にピッカピカであれば差し引きゼロで
あわよくばツヤポイントが上を行くと言う最後のラッキーチャンスなのです。


しかしながら、磨きの作業には磨き用の視点がいります。
これは言葉で簡単に説明できるものではないので
実際にやってみてもらわないとどうにもならんのですが
マニュアルよりアドリブの世界。
雰囲気とかノリで作業の進め方を変える必要があるように思います。
料理なんかもそうですよね。


今からツヤ上げの作業に取り掛かりますが
それも今日のノリで。雨降りの感じで。
・・・・こんなんじゃわかんないですよね。
でも、わからない世界もあるところにはあるということで勘弁してください。
# by makie-hirano | 2006-02-16 19:07
画材としての漆
私の家はおじいちゃんから始まった蒔絵師の家で、
おもにお茶道具に蒔絵をつけているので、
小さいころから見てきたのは棗(なつめ)や花活け、茶箱、呂ぶちなどなど
いわゆる「お道具」ばかりで、漆を習いに行った香川県漆芸研究所でも
先生方は皆日本伝統工芸会の作家だったので
やはりそこでもすずり箱、文箱、短冊箱、お盆、鉢・・・
ま、道具類ですね。かっちりしたものしか見てこなかったんです。


漆芸研究所の特別講義か何かの時間に
ある有名な芸術大学の漆芸専攻の教授と助手の方が来られて
学生の作品のスライドを見せていただいたことがありました。


そこではありえない程自由な作品の数々が次々表示されていって
正直言うと大変不快な気分になった。
なんでかというと、そんなものは見たことなかったから。
非常に頭が固いですね。頑固です。若いのに頑固一徹です。


やっぱり同じように「はあぁ?」と思った先輩が

「その作品を作るために何で漆を使う必要があるのか」

みたいな事を聞いたのですね。そしたら教授は

「素材としての漆に魅力があったから。それだけですよ」

と。正直のところ納得は出来なかったんだけど
納得できない理由もあんまりなくて単純に不快だった(頑固だなぁ)。


ところがねぇ、卒業後もう5年がたちましたかね。
今となってはぜんぜん不快じゃないですね。
むしろワクワクします。
実は今、素材のひとつとしての漆を使って作品を作っています。

漆は道具でなきゃダメだ!ちりめんは着物だ!鋳物は釜だ!

そんなつまらない話もないので、漆の着物を着ても良いかなぁと思います。
(着心地よければね・・・ま、無理だけど)
実はそのときの芸大生の作品の中に漆のビスチェってのがありまして
なかなか艶めかしかったのを今も良く覚えています。
# by makie-hirano | 2006-02-06 14:57
今度こそ「朱は光る」
漆なんてものは光らせてなんぼの世界ですから、
朱が光ればいいじゃない!と思われがちですが、
光り方にもいろいろありまして特に朱特有の困った光り方をするのが厄介なのです。

何の前知識も与えないままいきなりおさらいです。
(うるし日記はスパルタです)

■美術工芸品の奥深い光沢は何か。

あれは透明の黒漆を何重にも重ねたものの表面を磨き上げていって、
さらに透明の漆(乾くと透明のこげ茶になる)をしみこませて、
ミクロの傷を埋めていきます。

そして最後にもう一度透明の漆をうすーーく伸ばして、
薄く延ばした漆の表面を手の脂と少量の磨き粉でつるっつるに磨き上げることで、
すりガラスをぬれ雑巾で拭いたときのような透け状態になるんです。
ケーキのゼリーコーティング(名称をよく知りません)ですね。


■さて、朱が光るとは何事か。

これが朱漆に限って、磨きすぎると鏡のような銀色の光沢になってしまうんです。
原因はよくわからないんですが「水銀朱」というぐらいなので
なにかその金属物質がよく光っちゃうんでしょうかね。

朱はあくまでも赤いものですから銀じゃ困る。

朱をツヤ磨きするときは黒漆の磨きパワーを100とすれば
大体70パワーぐらいでやめておくのがコツみたい。
多分、朱の顔料の粒子の粗さとか、漆の組織の目の粗さとかを説明できる
化学方面の言葉を借りないとこれの理解は難しいんじゃないかと思います。


ちなみに私は理系はからっきしなので

「朱の頭を落としたら銀になるから気をつけて!」

と理解してます。そっちの方が難しいか。
# by makie-hirano | 2006-01-29 11:48
朱は光る
時期はずれのお重箱の修理です。
内側の朱がはげてしまったのを塗りなおしています。
デザイン的にも古そうな感じでしっとりしています。
古い塗り物は真っ黒じゃなくて少しこげ茶っぽくなってるんですが
ご存知でしょうか。

黒蝋色漆(くろ・ろ・いろ・うるし・・・通称「クロロ」)は実は透明なのです。
色の濃いサングラスをイメージしてください。サングラス液体化(恐)
で、黒漆の下には生漆(き・うるし)と砥の粉を混ぜた下地をつけているので
長い年月のうちに色が透けてくるんですね。
だから色漆の塗り物は5年ごとに写真でもとるといいんですが
どんどん鮮やかになっていきます。顔料が透けて見えてくるわけです。


ところでタイトルの「朱は光る」・・・黒について書きすぎたので
また次回に回します。(そんなんありかーー!!)
# by makie-hirano | 2006-01-25 09:59
今日は何日だ??
あけましておめでとうございます・・・というのもなんだか恥ずかしい。
すでに2週間がたちましたね。今は資料館の陳列物の修理をしています。デジカメを貸し出し中で写真を乗っけることが出来ないのですが、ドラクエに出て来た「ミミック」のような宝箱です。わくわくする形状なのです。
# by makie-hirano | 2006-01-15 10:30
この期に及んで
この期に及んでお重箱の修理に奔走しています!走ってはいないですね。座り込んでます・・・これではいまいち忙しさが伝わらない(ToT;)。


漆器の表面の漆がはがれてきたりひびが入ったものは意外と簡単に治せる物もあれば、簡単そうに見えて時間がかかるものもありますので「この程度なら・・・」と放置せずにとりあえず「どうかな?」とご相談ください。見積もりやアドバイスをさせていただきます(もちろん相談無料です)。


新年が明けたら、まずはお雛さんのチェックをしてください。調度類に修理が必要なものがあればぜひ蒔絵平野まで。親切丁寧がモットーです!また家紋の蒔絵を入れたりするのもあれこれ思い悩む前に思い切ってご相談ください。デザイン、予算なども合わせてご相談させていただきます。

では皆様、よいお年を!!

http://www2.ocn.ne.jp/~urushi/
# by makie-hirano | 2005-12-28 19:54


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